「けいおん!」サウンドをソフトウェア音源で再現できるか?

先日、地元の楽器屋でとあるソフトのセミナーに行ってきたところ、興味深い裏話を聞くことが出来まして。
それは何かというと、

「けいおん!」のドラムパートは「Addictive Drums」が使われている

という事でして。
まぁ、今日びの音楽というのは打ち込みで作られているのが多いのも事実としてある訳で、ちょっとこれをヒントに「けいおん!」サウンドをソフト音源で作るにはどうすればいいのか?というのを勝手に妄想してみようかな、と思います。


まずは唯。
唯の使っている楽器はギブソン・レスポールですが、これを再現しているソフト音源がMUSIC LAB「Real LPC」になるでしょうね。
こちらは先月発売になったばかりのレスポール・ギターをシミュレートした音源で、実際にソロのギター音源として使える他、専用のソフトウェア・インターフェイスでバッキングやアルペジオのフレーズ等をMIDIで管理しているそうで、実際に僕自身これの他のシリーズを持っていますが、かなり重宝しております。

次に梓。
梓の使っている楽器はフェンダー・ムスタングなのですが‥‥シミュレートしているソフト音源ってないですね(ぉぃ)。同じフェンダー社のギター、と言うのであればフェンダー・テレキャスターのシミュレート音源のMUSIC LAB「Real Strat」と言うのがありますが‥‥。
ただ、ストラトの場合だと、

ダブルカッタウェイ(ネック両脇が削られている)・コンター(体に合わせて削られている)付きボディ、3ピックアップ+1Vol・2Tone、シンクロナイズドトレモロ付き

であるのに対し、ムスタングは、

ショートスケールネック、ダブルカッタウェイ・コンターなしボディ(一部機種はコンター加工あり)、2ピックアップ+1Vol・1Tone+スライドスイッチ、ダイナミックトレモロ付き

という違いがあって、当然ながらそれが音にも影響が出るので、なかなか代替が出来る様な代物ではなさそうな感じですね。
でも、工夫をすれば「Real Strat」辺りでどうにか出来るのかな、なんて思ってます。
#ソフトの説明に関しては先の「Real LPC」とほぼ同じなので、割愛します。

次に澪。
澪の使っているのはフェンダー・ジャズベースのレフトハンドモデル(JB62/LH)という事になるのですが、同じ左利きのベーシストとしては正直欲しい機種ではあったりするものの、とりあえず練習をするのが先決かな、と思ったり思わなかったり。
まぁ、個人的な事情はこれくらいにして、フェンダー・ジャズベースのシミュレート音源はいくつかあるのですが、その中でも一番いい音をしていると思うのがSpectrasonics「TRILIAN」と言った所でしょうか。
この「TRILIAN」というソフトはエレキベースは勿論のこと、アコースティックベースやシンセベース、挙げ句の果てにはチャップマンズ・スティックまで網羅しているベース専用音源でして、音は勿論のこと、奏法もシミュレート出来ると言う事もあり、ベース音であればこれさえあれば大抵は事足りるのではないか?と言うくらいのものとなっています。
そんな「TRILIAN」の中にフェンダー・ジャズベースの音も入っていて、その音のリアルさは一聴に値しますよ。

そして、今回のネタの元になった律。
律のドラムセットはヤマハのヒップ・ギグという持ち運びに便利なコンパクトなドラムセットな訳ですが、「けいおん!」サウンドで使われているとされているXLN Audio「ADDICTIVE DRUMS」にはそんなセットは含まれていません。
ただ、スネア、キック、タム、シンバル類など、DW、SONAR、TAMAなどのプレミアムドラムセットをベースに組み合わせは自在に出来ますし、音質的な部分も結構良いという話みたいです。
リアルな音、というと他にFXpansion BFD2と言うのもありますが、こちらはスペック的にもかなり厳しいものを要求するので(HDDのスペックまで要求されます、ハイ)、そういう意味ではADDICTIVE DRUMSが使われたのかな、と思い込んでおります。

最後に紬。
彼女のキーボードはKORG TRITON Extreme 76という、真空管の付いたシンセサイザーなのですが、まぁ、これに関しては当然ながらシミュレートされた音源というのは存在しておりません。
ただ、これに近い、と言うかそれのルーツを辿るという観点で見るならば、一番近いのがKORG自身が出しているソフトシンセである「KORG Legacy Collection – DIGITAL EDITION」になるのではないかと。
これは、KORGのデジタルシンセの名機、M1とWAVESTATIONの全音色+Tシリーズの全音色+αが搭載されているという大盤振る舞いなソフト音源となっています。
なので、基本的な音を使うレベルのものであればこれでも十分ではないかなぁ、と思ったりしています。現に以前「Don’t say “lazy”」のアレンジを手がけた時に使っていたシンセ音源は全てKORG Legacy Collection – DIGITAL EDITIONのM1の音で構成されていますし。

‥‥と言う訳で、妄想話を軽く書こうかと思ったらかなりふくれあがってしまってとんでもないコトになってしまいましたがw、ただ単にこれは僕の妄想であり、これらを用意すれば「放課後ティータイムをDTMで完全再現できる!」という話ではない、という事を最後に付け加えておきます。

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